picture

情報元

プレーオフで敗れたアマ佐藤心結
号泣も「プロテストを頑張りたい」
<国内女子ゴルフツアー:スタンレー・レディース>◇最終日◇10日◇静岡・東名CC(6592ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝賞金1800万円)◇無観客開催

茨城・明秀学園日立高3年の佐藤心結(18)が、1打及ばず、国内女子ツアー史上8人目のアマチュア優勝を逃した。首位から出て4バーディー、2ボギーの70で回り、通算10アンダー、206。優勝した渋野日向子と正規の18ホールは並んだが、プレーオフ2ホール目に敗れた。優勝によるプロテスト免除の特権は得られなかったが、中1日で始まる12日からのプロテスト2次予選へ切り替えた。

紙一重の差だった。18番パー5で行われたプレーオフ2ホール目。佐藤の第3打は、大会3日間を通じて指折りの正確さで、ピンへと一直線に向かった。だが正確すぎたことが災いし、ピンの中段を直撃。バックスピンのかかったボールはカップから遠ざかった。4メートルのバーディーパットを外した直後、渋野がバーディーとし、優勝の可能性が消滅。家族や同じゴルフスクールの先輩にねぎらわれると、涙が止まらなかった。

「たくさんの有名なプロの方と一緒に、プレーオフまでできた。自分としては出来過ぎだと思う」。表彰式後、表情は晴れやかになっていた。優勝していれば、19年富士通レディースの古江彩佳以来となる8人目のアマチュアV。宮里藍や畑岡奈紗らと並ぶ快挙だった。それでも、アマチュアでプレーオフまで進んだのは、04年再春館レディースで敗れた横峯さくら以来、17年ぶり2人目。十分に歴史的な快進撃だった。

中学3年間所属した陸上部では、ゴルフに生かすために始めた砲丸投げで、神奈川県の地区大会で優勝した。小学校時代はサッカーや野球もやった。ソフトボール投げは、小学5年時に神奈川・小田原市の大会で44メートルを投げて2位。身体能力の高さに、砲丸投げの練習で繰り返した20メートルダッシュなどで培った下半身の強さも加わり、ドライバーは300ヤードにも達することがある。今大会のドライバー平均飛距離は、並み居るプロも顔負けの260ヤードだ。

在学中の明秀学園日立高はサッカー部や野球部も強く「同級生で、学校から初めて直接Jリーグ入りする選手がいて刺激になる」という。プロアスリートへのあこがれは増すばかり。2年前に練習ラウンドを一緒に行う縁があった畑岡からは「絶賛された」といい、今大会中も渋野や小祝が絶賛した。自信も手にして、次は間髪入れずに中1日でプロテスト2次予選。「3日間、やり切った感がある。切り替えてプロテストを頑張りたい」。再びプロの舞台で優勝争いする日へ再出発する。【高田文太】

◆佐藤心結(さとう・みゆ)2003年(平15)7月21日、神奈川・小田原市生まれ。7歳からゴルフを始め、今年の日本女子アマ選手権3位。プロツアー出場は今大会が4戦目で、過去3戦は全て予選落ち。家族は両親と兄。161センチ、57・5キロ。


関連記事




この記事への反応

  • この経験が必ず自分自身を成長させるはず。 プロを目指して頑張って下さい!

  • ベストアマのため表彰式出ないと行けないのも酷でした…
    プレーオフ出てベストアマではもう喜べないよね
    本人は悔しい気持ちが強いと思うけど、誰がどうみても素晴らしいラウンドだったので自信持ってプロテスト頑張ってほしい
    ほんとプレーオフなら優勝同等免除って、ルールに追加してあげて〜

  • 応援していたので、とても残念です。
    でも、まだ若いし実力も十分。
    プロテストに合格して、今度はプロとして堂々とトップの選手と戦う姿が見たいです。
    頑張ってください。
    応援しています。

  • 佐藤さんの優勝かかったスーパーショットを邪魔したピンが悪い! ボールを避けれないのか?と思ってしまう。
    しかし飛ぶねぇ! トーナメントでNo.1の飛距離。スピンのかかったアイアンショット。凄い逸材がいるもんだ。
    日本女子オープンで健闘した竹田麗央さんといい、いい選手が次から次と出てくる。
    そういえば、6月にプロテスト合格した岩井ツインズもいた。凄い競争だね!

  • 佐藤みゆ選手惜しかったですね。
    プレーオフまで行ったということは暫定1位なのでプロテスト免除もありでも良いのではと思ってしまいます。
    どこかのトーナメント試合ではローアマ取れば2次テストスキップできるというお話聞いたような気がするのですが、大会によってなんでしょうか。

  • 渋野とプレーオフをしたことは大きな財産だ。プロになって渋野に可愛がってもらえ!
    いい先輩だから

  • 佐藤選手、毎ショット後、目土袋を持って、目土していましたね。
    プロと肩を並べて、プレーオフまで進んだ技術も素晴らしいですが、このようなマナーの良さに、感激しました。
    きっと、将来、素晴らしいプロとなると思います。

  • なんでこれだけの成績出した娘が2次からなの?
    プロの試合で1位対ですよ!実力は証明したでしょう。
    せめて最終からでいいのでは?
    協会ももう少し頭柔らかくしてもいいのでは?