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「難しい…」渋野日向子が大坂なおみの会見拒否について私見
「自分で整理したいことを口に出すのはつらい」
「自分で整理したいことを口に出すのはつらい」
<全米女子オープン 事前情報◇2日◇ザ・オリンピッククラブ・レイクコース(米カリフォルニア州)◇6457ヤード・パー71>
渋野日向子が、今週出場するメジャー大会・全米女子オープンの会場で、大坂なおみの会見拒否について「すごく難しい」と前置きしたうえで私見を述べた。
大坂はテニスのグランドスラム・全仏オープンで“会見拒否”の姿勢を打ち出し、賛否の嵐を巻き起こした。罰金1万5000ドル(約165万円)が科され、さらに今後も続けるようならグランドスラムの出場停止となる可能性も示唆されていたなか、結果的に棄権という選択をした。
その一連の状況をみて、競技こそ違えど、同じくその分野のトップを走る渋野は、「半分くらいのアスリートの皆さんは大坂なおみ選手の気持ちが分かると思う。私もどちらかというと分かるかな」と心中をおもんぱかった。さらに「取材拒否で心が楽になるのかと思いきや、色々なメディアや大会関係者などの様々な意見で心を痛めてしまったのかな」と話し、「何が正解か分からない」など慎重に言葉を選んだ。
“アスリートのメンタルヘルス”を大坂が訴え巻き起こった騒動だが、渋野自身も「調子が悪い時、自分の中だけで整理したいことをまた口に出すのは個人的にはすごくつらい部分もある」と話す。そして「自分の言ったことを正確に世間の皆さんに分かってもらうことは難しい。分かってもらえる人に分かってもらえたらいいですし、みんなに伝えるのはすごく難しいことは分かるので、特に何も思わない」という考えも示した。それでも会見などについては「やらないといけない、アスリートの使命」という意識も強い。
最終的にはうつという言葉も発した大坂をはじめ、アスリートの繊細さについては「それは人によりますしね。私みたいに全然ヘラヘラしてたり(笑)」と渋野らしい言葉で個人差を強調。自らのことが書かれた記事については、「全部ではないけど、自分の名前が出てるとやっぱり気になる。“おもしれ~な~”って思いながら(読む)」と豪快に笑った。
最近では動画やSNSで自ら情報発信するアスリートも増えている。渋野もYouTubeチャンネルを持ち、そこで大会前などに心境を語ることは多い。これについても「自分が思っていることを言えている。それを発信してもらえているのはすごくうれしいですし、動画になって自分が言っているからこそすごくいい」と話した。
この記事への反応
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改めて考えてみれば、渋野日向子選手はそれこそ下らない質問の嵐を上手くかわしながら頑張ってるアスリート。
どれだけストレスやプレッシャーを感じてきた事か。
当然ながら誰でも出来る事じゃない。 - 海外メジャー優勝を果たしトッププロになり、多数のマスコミからインタビューを受けた経験のある彼女であるからこそ複雑な胸の内を明かしたのだと思います。
- 意図が伝わりづらい、そこに難しさを感じるというのは正にその通り。でも、最低限伝えようと努力することも必要でしょう。
- 改めて渋野選手のスキルの高さに感心する、不調の時叩かれる宿命を背負いながらほぼインタビューに答えてくれる。本心は本人しか分からないと思うが、それだけでも並みの人ではないと思う。
- しぶこの場合はすぐ笑ってとか要求されるだろうから、そんな気分じゃない時もあるだろうし大変でしょう。
- 世界メジャーを取ったアスリートしか分からない部分があると思うよ、渋野選手は先ず会見拒否はしないし、でも拒否したい時もあるだろう。何となくわかる気がする。
- 本人には気の毒だが、こういう記者会見も含めて戦えるメンタルが必要だということですね。それでこそ真のアスリートだと思う。
- 心技体、全てが揃ってこその本当のトップ、超一流。
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